ねむれないヤギの日記

書きたいことをポツポツと・・・

ワシントン条約についてざっくりまとめてみた

こんにちは。

ねむれないヤギです。

最近、動物園学を勉強し直していまして、

動物園の専門試験によく出てくるので、試験対策としてワシントン条約についてまとめたいと思います。

好評であれば、今後はシリーズ化してまとめてみようかなと。

太文字は大切なところですよー。

とりあえずいってみよー!

 ・・・・

 そんな時間はないわ!っていうせっかちなそこのあなた!

そんなあなたには、テストのために覚えておくポイントを先に記しておく。

ワシントン条約の正式名称

・付属書による規制の違い

・付属書Ⅰ~Ⅲに該当する野生生物それぞれ5種類ずつ

とりあえずこの3ポイントを押さえておけば大丈夫なので、おぼえてくださいな。

 

ではでは、こんどこそいってみよー!

 

ワシントン条約ってなんだ?

ワシントン条約とは人間による過剰な取引によって、絶滅する恐れのある野生生物を保護するために1973年に設けられた、国際条約のこと。

 アメリカのワシントンで条約が締結されたのでワシントン条約と呼ばれるけれど、

正式には

「絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」

と言う。

他には英語での頭文字をとってCITES(サイテス)なんて呼ばれたりします

(こっちの方が良く耳にするかしら?)。

ワシントン条約の目的と背景

上記のようにワシントン条約の目的は

「野生動植物の特定種が過度に国際取引に利用されることから保護すること」

にある。

 なんでこんな条約を結んだかというと

はるか昔から人間は動物を利用しながら活動してきていた

(具体的にいうと、狩猟して食べたりとか、動物の派生物を加工してアクセサリーにして売るとか)

しかし、近代になると人間の経済活動が活発になり、過剰に利益を追求し始め、特定の種が乱獲され絶滅の危機に瀕する動物や植物が増えてきてしまったんだね。

で、どんどん野生生物が減っている状況に危機感覚えた偉い人たちが

「野生生物がどんどん減っていくのはまずいよねー、もう少し野生の動植物に配慮できるようにまずは国と国との間で野生生物のやりとりに関するルール作ろうぜ」

といって国同士で条約を結んだのがワシントン条約なのだよ。

具体的な内容は?

んで、どんなルールが結ばれたかというと

国際取引によって絶滅の恐れがありそうな野生生物をリストアップし、希少性に応じてランク分けし、国際取引の規制をおこないことにしました。ざっくりわけるとしたのような感じ。

希少性:高い。絶滅の恐れあり→付属書Ⅰ

希少性:まあまあ。ほっといたらけっこうやばい→付属書Ⅱ

希少性:そこまでじゃないけど、他の国の協力が必要かな→付属書Ⅲ

 

もちろん、このランク分けは変動することがある。

個体数が減ってしまったから附属書Ⅱから附属書Ⅰに格上げとか、ケースは少ないけど、個体数の回復傾向が見えたりした場合に、附属書Ⅱから附属書Ⅲに変更されるケースもある。

 

付属書による規制のちがいについて

じゃあ、こんどはこの3つのランク分けからどんな規制があるのか

一個ずつみていってみよう。

 

附属書Ⅰ

絶滅の危機に瀕している野生生物が対象。

具体的には、ジャイアントパンダ、トラ、ゴリラ、オランウータン、シロナガスクジラ、 タンチョウ、ウミガメ科の全種など約1000種の動植物。

商業のための輸出入は禁止される。 学術的な研究のための輸出入などは、輸出国と輸入国の政府が発行する許可書が必要となる。

※ちなみに、動物園は学術研究機関として認められているので(実態はどうであれ。)、正規の手続きを踏めば輸出入可能。

 

付属書Ⅱ

付属書Ⅱでは、国同士の取り引きを制限しないと、将来、絶滅の危険性が高くなるおそれがある生き物が対象になる。

具体的には、タテガミオオカミ(上野動物園にいる)、カバ、ウミイグアナ、トモエガモ、ケープペンギン、野生のサボテン科の全種、 野生のラン科の全種など、約34,000種の動植物(ただしサボテン科 とラン科の植物は附属書Iのものもある)。

そして、輸出入には、輸出国の政府が発行する許可書が必要となる。逆に言えば輸出国の許可証があれば万事オッケーということだ。

 

付属書Ⅲ

 付属書Ⅲでは、その生き物が生息する国が、自国の生き物を守るために、国際的な協力を求めている生き物が対象となる。ⅠやⅡでの対象を規定する基準がちょっと違うので注意が必要だよー。

具体的にはボツワナのアードウルフ(昔東武動物公園にいた)、カナダのセイウチ、南アフリカのミダノアワビ、ボリビアのオオバマホガニーなど約300種の動植物。

輸出入する場合には、輸出国の政府が発行する許可書が必要となる。(付属書Ⅱと同じだね)

 その他

附属書に載っている生き物については、生きている状態での取引だけでなく、 その生き物の肉や皮や骨製などの部分やそこから作られるバッグなどの製品の取引も制限されることになっている。

また、どの附属書に、どの生き物を載せるかは、2年ごとに開かれる ワシントン条約締約国会議(条約に加盟している国の政府の代表が集まって話し合う国際会議)で話し合われている(ちなみに、今年は国際会議の年だったよー)

さいごに、

条約自体には罰則規定がないため、各加盟国が独自の条約運用のための法整備をおこなうことになっていることを伝えておくぜ。

この規定は動物の利用に関して各国の文化や伝統も関わってくることがあるのでそのことに配慮してのことだ。

ちなみに、日本の場合のこれに準ずる法律は種の保存法です。これも、大切な法律なのでそのうちざっくりまとめるよ。

 

まあ、冒頭にも書いたのだけど

ワシントン条約の正式名称

・付属書による規制の違い

・付属書Ⅰ~Ⅲに該当する野生生物それぞれ5種類ずつ

とりあえずこの3ポイントを押さえておけば大丈夫なので、おぼえてくださいな。

 

ではではー!