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ねむれないヤギの日記

書きたいことをポツポツと・・・

エンリッチメント大賞受賞式にいってきた!

こんにちは。

ねむれないヤギです。

今日は12月3日(土)は、市民ZOOネットワークによるエンリッチメント大賞授賞式に参加してきたので忘れないうちにレポートするぜ。

 

「・・・そもそもエンリッチメントってなんのだね?」

オーケー!説明させてください!

エンリッチメントとは、飼育されている動物たちの暮らしをより豊かにするための工夫のことを言う。

細かくいうと「環境エンリッチメント」と「行動エンリッチメント」と二つのタイプがあってだな・・・。

と、どんどん長くなっていってしまうので今回は割愛。いずれエンリッチメントについては別立てで説明させてもらいまする。

 それでね。

エンリッチメント大賞(市民ZOOネットワーク主催)とは、

全国の動物園水族館で行われている数々のエンリッチメントの中から、より優れたものに対して表彰を行うものなのだよ。

今年も大賞が決まってその表彰式があったから、その会に参加してきたというわけさ。

今年で15回目となるエンリッチメント大賞。

今年も激熱だったので、レポートしていきたいと思うぜ。

 

今年の大賞はこれだ!

・みんなでエンリッチメント!!~実践・継続・発展・発信~/大牟田市動物園

・総合的な取り組みと市民参加によるサポート体制/日立市かみね動物園

詳しい受賞理由は、こちらを読んでいただけると分かるのだけど、今年の大賞のポイントは、「園全体でエンリッチメントに取り組む姿勢」「園内にとどめず情報を発信し続ける」という点だったと思う。

講演について

式の中では審査委員であり、今の若き飼育員にとってのバイブルである「動物園にできること」(絶版!泣)の著者である川端裕人さんの基調講演と受賞者講演があったのでそちらの感想を書くよ。

 

まずは、基調講演から!

端的に言うと、シビレまくった笑

「エンリッチメント大賞は発展的に解消できるか?」というテーマで、将来的に日本中の園館で動物福祉が当たり前の事になって最終的にJAZAと地方自治体に大賞をあげて終わりになればいいのだ!というとってもシニカルな主張の話で大変刺激的でした!

日本の動物園は展示のデザインから園のコレクションプランまですべての仕事を飼育係がやっている(海外は分業しているところが多い)。現場としてはもう手一杯な状況が続いていてそろそろ運営者が動いてくれないと動物園として破綻してしまう状況が実はあるとぼくはおもっている。

川端さんはその辺りの事情を的確に指摘してくださり、大変胸がすく思いでした。

 

続いて大牟田の講演。主に大牟田での取り組みを紹介してくださったのだけれども、印象に残ったのはシステマチックにエンリッチメントに取り組んでいることだ。

例えば、月1でのエンリッチメント会を開くなど日々の業務の中で、エンリッチメントを評価する仕組みをつくりあげ、当たり前のように職員がエンリッチメントに取り組んでいるのが、大変素晴らしかった。

 

最後にかみね動物園の講演。

飼育係2名と園長1名の計3名で発表していて、漫才かと思ってしまうほど、その和気あいあい感(?)が前面にでており、「あー楽しい職場なんだなぁ」と素直に感じてしまった笑。

もちろん、取り組み自体も大変素晴らしく、エンリッチメントを通じてその動物について深く知ってもらうことで、動物の理解者を増やす取り組みは素晴らしいと思いました。

時代は地方にあり!

 会はその他にも、一次審査を通過したものの取り組みのポスター発表やサイレントオークション、受賞者と参加者を交えたパーティーなど大変盛況で、かつ、アットホームな雰囲気が最高でした。

んで、今回の講演会に参加して思ったのは、

「これからの動物園を動かしていくのは地方の動物園だ」ということ。

大牟田もかみねも数年前までなんてことのない一介の地方の動物園だったのに、いまではかなり勢いがあり、彼らの活動は業界全体の後押しになっているのを随所で感じる。

たとえば、動物園業界でいま注目されている「ハズバンダリートレーニング」を国内でもっとも実施しているのは大牟田だ。

かみねも大牟田も発表者は20代後半ぐらいの若い世代で、地方で理解ある上司がいればかなり良い流れがつくれるのだなと今回の講演会に参加して思いました。

これからの地方の動物園は注目です!

 

ではではー!